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ドラマ版孤独のグルメ、今更1話を見たがめちゃくちゃ面白いじゃない。一つ不満があるとすれば、序盤の前フリのテンポの悪さがきになる。おばちゃんのマシンガントークはいいが、アンティークショップは別になくてもいい。古物商とアンティークショップでかぶっちゃってるし、うっかり豚料理を2つも頼んじゃったゴローちゃんみたいな心境になっちゃったぞ。思うにこれは、後半のお店紹介コーナーの尺をうまく調節すればいいんじゃないのか、って思うのだが。
とはいえ、グルメ番組を長年撮り続けてきたテレ東の撮影技術のすべてが注ぎ込まれているのに驚く。漫画のドラマ化ではなく、あくまでも新作エピソードという体裁。ロケ先の店舗は実在するお店なんだけど、局のスタッフが自分で探しに行ってるもので、原作者も知らない店という。もうこの時点で力の入れどころがわかっている!
松重豊の演じるゴローは目に力がありすぎて怖いのだが(『似てない』とあちこちで言われるのはこの眼力のせいだろう)、さらに言えば声にドスがきいているのでやっぱり怖いのだが、あの意味のないぼやきがきっちり再現されていたのでよし。ああ、でも、最近のコメディドラマにありがちな大げさな演出は別にいらないぞ。それは漫画の繊細な絵がもつイメージにはあわない。
しかしまあ、ドラマ化したのがテレ東でよかった。もうあの焼き鳥の映像だけで大迫力。漫画の緻密な描き込みもすばらしいんだけど、グルメ番組ロケで培われた実写映像の有無を言わさぬ説得力もそれに負けてない!
テレビというとどうしてもスポンサーやら何やらのシガラミで、何らかの宣伝を入れなきゃいけないような雰囲気になってしまいがちだが、どうしても必要なら番組後半のミニコーナーで原作者が自分でやるからいいのだ! この開き直りもいい。「わざとらしいメロン味のするマイナー炭酸飲料」とか、「コンビニの惣菜」みたいな回だったらどうすんだろ? とは思うが。
「感動した」「泣けた」という感想を持つ作品だけがいい作品みたいな風潮がはびこるなかで、「腹減った」が最高の賛辞になる感じのドラマ。ああ、腹減った。
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- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: Blu-ray
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深夜放送されていたものを録画で。
TRPGのネタ探しのためという名目で、テレビでファンタジー映画をやってたらなるべく見るようにしている。まぁこの手の映画は半分以上がセットとCGだけで予算が全部吹っ飛びました、みてぇなどうしようもないのが大半なのだが。
で、これもその例に漏れず。あまりにひどかったのでここでネタしようというわけだ。その前にやってたダンジョンアンドドラゴン*1も大概だけど、向こうのファンタジー映画市場も邦画みたいなお寒い台所事情でもあったりするのかしらん。
あらすじをかいつまんで説明すると、『かつて世界にはドラゴンライダーと呼ばれる、竜に乗った最強の戦士たちがいた。しかし、数十年前の大戦でライダーの多くは死に絶えた。いまや、闇の眷属を従え、暗黒の魔術を思うままに操る、邪悪なる王が支配する時代。そんなある時、ごく普通の農民の息子エラゴンは、ふとしたきっかけから珍しい石を手にする。その石は王の元から盗み出された、最後の竜の卵だった。かくして新たなドラゴンライダーに選ばれたエラゴンは、様々な出会いと別れを経て、悪しき王に戦いを挑む」というもの。原作小説の序盤部分だけを映像化したもので、映画そのものは打ち切りっぽく終わっており、続編も作られる予定だったと思われるが、今のところ公開の予定はない。
原作は未読なのであんまり細かいことはかけないのだが、どうやら原作者は15歳でこれを書いたらしい。なるほど、相棒のドラゴンが実はメスであり、主人公と一心同体というのもいかにも厨二ラノベっぽくていい。原作者が日本に生まれていたらさぞかしいいドラゴン娘萌えラノベを書いていただろう(褒め言葉)。そういう原作だから、設定の粗さやストーリーの稚拙さに揚げ足を取るのは野暮である。ロード・オブ・ザ・リングと比較したレビューもネットで多く見かけたが、それは酷というものだ。指輪物語がイギリスを代表する言語学者による緻密な架空世界を描いた物語だとすれば、こちらは15歳の若造が自分の欲望に素直に作った世界。自分の黒歴史を思い出しつつ、ニヤニヤして楽しむのがこの年になってまで厨二病を引きずる俺のような男の流儀というものだろう。
しかしまぁ、映画はそうはいかなかったらしい。なんていうか、面白くなりそうな要素はいくらでもあるのに、全部テキトーにぶち込んだだけでその後いっさい膨らませねえの。あらすじだけを見るといたって王道的ストーリーだけに、作り手の手腕次第でいくらでも見せようがあるだろうに、ってのにぜーんぶだいなし。予算不足なのかいまいち全力は出し切れていない印象があるものの、特撮効果は非常に高く、終盤の空中戦闘はなかなか見応えがあってよろしい。ああ、それなのに……。
主人公であるエラゴンくんの乗騎となる「サフィラ」はメスのドラゴン。翻訳では性別は明言されていなかったが、女性が声を演じているうえに「She」と呼称していたのでメスなのだろう。向こうの美的センスで描かれているので非常にバタ臭い顔をしているが、言われてみれば女性的な顔つきをしている。というか、(向こうのセンスで)可愛く描こうとしたせいか、不気味の谷現象が発生して若干キモいのだが、そこは日本的感覚に脳内補完するにして。主の出現を千年以上も待ち続けた彼女は、主とテレパシーで通じ合い、主は竜の力を借りて魔法を使う。竜と主とは一心同体であり、主の死はすなわち竜の死をも意味する(逆についてはこの限りではなく、竜を亡くした元ライダーもいる)。ドラゴンライダーに選ばれた少年と、美しいドラゴン(メス)との絆。普通ならこれだけで濃厚なドラマを作れそうなものだし、おそらく原作もそうなのだろう。いかにも15歳の子供が考えそうな厨二くさい設定だが、原作ではその厨二くささがいい味になっているのだと思われる。日本ならこの設定にもう少し手を加えて、たまに人間に変身する的な設定を加えていけばいい萌え&燃えアニメが一本作れるだろう。残念なのは、サフィラを演じる女優の声がそのまんま普通の女性すぎてドラゴンが喋ってる感じが全然しないということ。ドラゴンが女声でしゃべるのはギャップ萌えの要素もあるので別にいいが、せめてエコーでもかけて「テレパシーで会話している」という雰囲気を出すべきだった。どう聞いても地声で喋ってるのをテレパシーと言い張る(字幕が斜体になっているのと口パクの有無ぐらいでしか判断する材料がない)のは、見ていてものすごくマヌケ。
しかし、この映画はドラゴン娘にいかに萌えるかが鍵となる……もとい、人とドラゴンとがいかに絆を結んでいくかがお話の骨になるはずなのに、映画ではただ1度だけ、至極どうでもいいことでケンカしただけ。それ以降、サフィラはただの使い走り。なんのドラマもへったくれもない。ラストはありきたりなハッピーエンドだから、これを盛り上げるには地道な積み重ねが必要になってくる。たとえばタイガー&バニーのように、たとえ陳腐なエンディングでも、そこに至るまでの道筋に説得力があれば感動的なものになるのだ。なのに、唐突にケンカしたかと思えば唐突に仲直りしただけで、以降はずーっと言いなりになってるだけだから、せっかくサフィラが死の淵から蘇っても「うわ、やっぱりご都合主義かよ」以上の感想が出てこない。
そもそも、ダジャレっぽい名前の主人公エラゴンくんのバカっぷりが度を超えている。いわく、
・狩りの途中で拾った珍しい石(実は竜の卵)を肉と交換しようとする。偶然手に入れた秘宝をそれと気づかずに金品に変えようとするシーンはめずらしくはないが、交換先がよりによって肉とは。せっかく狩りをしていたのだから、わざわざ交換するぐらいなら自分で獲ったほうが早いのでは。
・竜の卵を追ってきた兵士たちが占拠した村の広場。圧政を敷く王に対し、村人たちは怒りを募らせる。そんな村人の不満を受けてか、その場に居合わせたひとりの剣士がドラゴンライダーの伝説を語りだす。当然、それは監視していた兵士によって遮られる。ここまではよくあるシーン。だが、話の続きが気になるエラゴンは剣士に続きを促す。『兵が見ている前で』。せめて場所を変えようよ。
・上の話を聞きつけたのか、暗殺者が先程の肉屋を襲っているのをエラゴンが目撃。危険が及ぶことを察知したサフィラは、追手から逃れるためエラゴンを乗せて飛翔する。だが暗殺者はすでに彼の育ての親である叔父の命を奪っていた。やり場のない怒りをサフィラにぶつけるエラゴン。と、これだけ見ると重い話に見えるが、これまでのエラゴンの奇行のせいで全く説得力がない。あげく、エラゴンを助けようとしたサフィラや剣士に向かって小学生のような態度で八つ当たり。お前17歳じゃなかったのか。
・剣士から剣術を教わることになったエラゴン。「従兄とよく練習してたから」という極めて薄い根拠で俺は強いと言いはる。世間知らずにも程がある。案の定師匠にやりこめられ、心配するサフィラに向かってひとこと「相手が老人だから手を抜いてやったのさ」。普通なら虚勢を張ってるだけだろうと思うが、どうやら本心からそう思っているらしく、誰からもツッコミが来ない。
・悪しき王に対抗するべく、味方の本拠地へ向かう途中、敵に囚われたエルフの姫君*2の幻をなんの前触れもなく見せられる。どう考えても罠だし、たとえ本当に彼女が囚われていたとしても、まずは味方と合流して戦力を整えてからでも遅くはないだろう。なのに、根拠の無い自信を振りかざし、師匠の制止を振りきって敵の本陣に突っ込むエラゴン。案の定、助けに来た師匠が彼をかばって死ぬ。言わんこっちゃ無い……。
いやいや、言わんとしていることはわかる。こうした彼の未熟な一面は、のちの成長を促すための伏線なのだと思うだろう。そしてそのためには、彼を諌め、時に厳しく、時に優しく彼を導く周囲の大人たちや、彼と苦楽を共にし、友情を分かち合う仲間たちの存在が不可欠だ。それなのに、サフィラも師匠も頭ごなしに彼を叱るだけ(しかも根本的な問題点をいっさい指摘しないから、説教になってない)で何らエラゴンの成長に寄与しないばかりか、あっさりと彼の言い分を認めてしまう。エルフの姫君や師匠の宿敵の息子といった、原作では重要なポジションを占めるらしいキャラも仲間にはなるのだが、その頃には尺が足りなくなってストーリーには何の影響も及ぼさなくなっている。そのため、おそらく設定上では成長しているのだろうエラゴンくんは、しかし観客にとっては最後までバカなままなのである。それは奇しくも、稚拙で荒削りながらも己の萌えと燃えを追求し、15歳から書き始めてわずか2年で自費出版までこぎつけた原作者の姿に似ている*3。未熟な原作を周囲のプロがしっかり磨き上げれば、きちんと三部作作りきることができたはずなのだ。それなのに、ああそれなのに。わずか100分という枠に、三部作の第一章、600ページ分の内容を無理矢理押し込めてしまったためか、ひたすらイベントを消化することにばかり終始して、肝心要のドラマがなにひとつ磨き上げられていないばかりか、すべてにおいて薄っぺらく、観客に何の引っ掛かりも残さないものになってしまった。第二部以降が作られないのも、これではなあ。
原作者が15歳ってことで、色々と人物描写やストーリー展開に粗があったりするのは仕方ないのだと思う。そこに専門の脚本家や映画スタッフが手を加えて、一流の映画に仕上げていくのがプロの仕事だろう。それを安易にガキ向け映画に仕立てようとした制作会社の意図とはなんであるか。なあ、レベルファイブよ。
余談だが、この映画、字幕の訳がめちゃくちゃひどい。元のセリフは俺でも聞き取れるくらい簡素な英語なのだが、まるで中学生が訳したかのような直訳で、セリフと字幕の長さが全く合ってない。かと思えば、どう英語を意訳してもその日本語に訳したら文脈がおかしくなるだろ、というようなものもポンポン出てくる。気高いドラゴンであるはずのサフィラの口調も、そのへんのねーちゃんみたいだし、気品も何もあったものではない。所詮深夜放送のマイナー映画だから、翻訳者を雇う予算もなくて、テレビ局の人が自分で訳したのだろうと思った。エンドロールを見るまでは。
字幕制作:戸田奈津子
ああ、そういうことか……。
*1:映画の邦題では「ズ」はつかないらしい。まああんなのがD&D原作とは思いたくないわな、チラッとしか登場しないビホ……鈴木土下座衛門ぐらいしか共通点ないし
*2:映画ではなんの説明もなかったが、どうやらエルフ族らしい。この映画のエルフは人間と全く同じ容姿(耳含む)なので、言われなきゃ気づかない。あげく、原作でのエルフは美しい黒髪が特徴とされているそうなのだが、映画ではただのブロンドである。スタッフが何も考えてないのがまるわかりである。
*3:日本で自費出版というと山田悠介あたりを想像してしまってガッカリな感じがするが、そもそも日本の出版業界は世界的に見てもかなり特殊な構造をしているので、一口に自費出版といっても簡単には比べられない。日本の例にあてはめるなら、むしろ同人誌のそれに近いのかもしれない。
ガンダムVS.シリーズを簡易的に振り返る
先日、知人の前でNEXT PLUSをプレイしていたら「連ジはやってたんだけど、今どんなふうになってたのかわからないなー」という感想をいただいた。
EXVSの布教を行いたい身としてはまたとないチャンス! ということで、勝手にシリーズを振り返ってみようと思う。なお、「N格から横格への派生が云々」とか「ステップからの硬直が何フレームで」みたいな専門的なことを言っても意味が無いので、ここではあくまで「ガンダムゲーム的にどうなのか」という視点からの記述に留めることにする。
まずはタイトルのおさらい。
一年戦争編
○機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオン
☆機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオンDX
(PVがなかったので架空戦記。どういうゲームかはこれを見るのが一番わかり易いと思う)
通称「連ジ」。
元祖。参戦MS数も少ないが、もっともシンプルで遊びやすく、現在もファンは多い。
Ζガンダム編
○機動戦士Ζガンダム エゥーゴVS.ティターンズ
☆機動戦士Ζガンダム エゥーゴVS.ティターンズDX(家庭用タイトルは「ガンダムVS.Ζガンダム」)
通称「エウティタ」。
「可変機」「覚醒」といった新要素を追加。前作の機体も引き続き参加している。
SEED編
○機動戦士ガンダムSEED 連合VS.ZAFT
☆機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合VS.ZAFT II
通称「連ザ」。
参戦MSを一新。この作品からゲームスピードがアップ。「ブーストダッシュ」を追加。
オールスター編
○機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム
☆機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT
通称「ガンガン」。
本作から、原作の忠実再現ではなく、歴代映像化作品からのオールスターとなった。「コストオーバー制」を導入。NEXTからは「ネクストダッシュ」も追加。以前のシリーズに登場した1st、ΖのMSも他の作品に合わせスピードアップしている。
エクストリーム編
○機動戦士ガンダム エクストリームバーサス
通称「EXVS」。
引き続きオールスターだが、グラフィックの変更に伴って参戦機体は変更されている。「格闘キャンセル」を追加。
おおまかに見てわかるとおり、2作に1度ずつ新シリーズとして展開しており、その都度新しいシステムを追加している。○マークをつけたタイトルがいわゆる通常版、☆マークをつけたタイトルがそのパワーアップバージョンとなっている。
いわゆる完全版商法というやつだが、逆に言えば今からシリーズを追いたいというのであればその完全版の方を購入していけばいい。通常版の内容もだいたい完全版に含まれている。この手のゲームは旧作が安く買えるので、それほど大きな出費にはならないはず。
逆に、最新作だけを追いたいというのであれば、PSP版のNEXT PLUSか、もしくはPS3版のEXVSをどうぞ。
次回からは各作品ごとの変遷を追ってみることにしよう。
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バンダイチャンネルの月額見放題サービスが電子マネーに対応した。クレカだと月1050円なのだが、あんまりクレカには頼りたくない性分ゆえ手を出せずにいたのである。それで、電子マネーだと三ヶ月まとめて精算して3150円。こういう課金システムはニコニコプレミアムに似ている。どうせたいしたもんねえだろと思っていたらかなりのタイトルを配信していた。どうやら月替わりでいろいろな作品が定額料金で見られるようになっているんだそうで。
で、今月いっぱいで通常価格にもどるタイトルの中に、Fを除くマクロス全シリーズが。あと10日しかなくてどこまで見れるんだよという話ではあるのだが、俺は愛・おぼえていますかとプラスしか見たことがなくて、Fは3話ぐらいまで見たもののハードディスクレコーダーの故障で見られなくなってしまっていたので、せっかくだからと見れるだけ見てみることにした。どうせこういう時じゃなきゃ見ないし……。
そんな訳で初代TV版を視聴中。残り僅か10日しかないとはいえ、せめてこれだけはコンプリートしておきたいものだ。いやしかし、いかにも80年代なセリフ回しや女の子の態度がむずがゆいw さすがにオタアニメの筆頭(褒め言葉)だけのことはある! ブリッジ要員が美女ぞろいというのはいいんだけど、ピンポイントバリア担当スタッフまで美少女ばっかり取り揃えている素敵人事にはさすがに兜を脱がざるをえない。被弾するたびに「ああん!」とか悶えるんだぞ。バリアの移動にトラックボールを使って一生懸命転がしている姿といい、何の暗喩だよと! いいぞもっとやれ。
いやしかし、マクロス市民のたくましいこと。開戦時の奇襲で街をぶっ壊され、ワープに巻き込まれて街ごと宇宙空間に放り出され、なんとか街を艦内に移転してこれからだってときにトランスフォーメーションに巻き込まれてまた街を壊され、いつ地球に帰れるかわからないという状況であるにもかかわらず、みんなケロリとしているのだから恐れ入る。これがガンダムだったら5回は暴動が起きているところだ。まあ、ガンダムの難民たちとちがって、もともと正体不明の宇宙戦艦の元へ集まってくるような物好き連中だから、ちょっとやそっとのことではへこたれないっていうことなんだろうけど。
スパロボと劇場版の知識しかなかっただけ新鮮だったのは、マックスと柿崎が輝の部下として配属されてたということかな。てっきりあのチームの中では輝がいちばん後輩かと思っていたので。あとカムジンの髪を見るたびに吹く。おぼっちゃんなの? そうなの?
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【速報】ポケモンがコーエーテクモゲームスとの共同開発作品『ポケモン+ノブナガの野望』を発表!【ジャンプフェスタ2012】
http://www.famitsu.com/news/201112/17007277.html
こ、これは欲しい!w
ファミコンウォーズを作った任天堂なら、初心者でもわかりやすくて奥の深い信長の野望が生まれるかもしれん!
イメージイラストを見るに、武将ひとりにつきポケモン一匹という組み合わせで、オーソドックスなSRPGになるようだけど、どうせならもっとポケモンらしさを生かしたゲームにして欲しいなぁ。在野のポケモンを登用したりとか、敵国のポケモンを引き抜いたりとか。
でも開発はコーエー主導っぽいなぁ。コーエーが任天堂のゲーム作ると本来の需要から絶妙にズレたものを作る(帝国ホテルェ……)からそこが不安だ。
それにしても、ゲームボーイのSDガンダム戦国伝を思わせるなぁ……当時は説明書がなかったのでルールを理解できなかったんだけど、あれ今やったら面白いかな。
でも、ポケモンと似合いそうなのはどっちかといえば太閤立志伝のほうじゃないかとか思ったりするけどね。レアポケモンの蒐集に情熱を燃やす織部さんプレイとか。
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なんか書きたいことはいっぱいあるのに下書きしては消し下書きしては消しってことをずーっと繰り返していた。
あんまり気張るのもよくないので、簡単に。
「ゼルダの伝説スカイウォードソード」が面白い。
久しぶりに心の奥底からのめり込めるゲーム。
マップや謎解き、ストーリーといったものについては定評通りのクオリティなのであえて言う必要もないだろう。相変わらずヒントの出し方が絶妙で、「言われてみれば簡単だけど自力で考えなきゃ答えはでない」というギリギリのポイントを的確についてきてくれている。面倒くさいかと思われた飛行による移動も、ワープやショートカットが随所に散りばめられており、慣れてくれば苦痛に感じない。
そういう意味では今回も「ゼルダ品質」は健在。
あえて大幅に変わったところといえば、戦闘システムの変化だろう。
「時のオカリナ」からずっと、戦闘が単調なのが不満だったんだけど、今回は戦闘そのものが楽しいつくりになってる。常に敵の動きや地形、周囲の状況といったものをじっくり観察しながら、最も効果的な攻撃を加えていくことを求められる。そういう意味では大変な戦闘システムになっているんだけど、そのぶんスマートに戦術が決まった時の快感が大きい。
ここまで大胆なシステムの転換がはかれたのは、リモコンの効果で、複雑な操作を直感的にやれるようになったのが大きいんだろう。しかも、それを成立させるために「従来の操作」をリモコンに落とし込んだだけのものにせず、最初からリモコン向けに最適化された操作体系を、改めて作ってきている。これはすごいことだ。スカイリムもリモコンやキネクトに対応しろとまでは言わないが、せめて戦闘システムをもうちょっと楽しい物にして欲しいな。
思えば、Wiiにとって最大の不幸は、あのハードのコンセプトをしっかりと理解し、あのコントローラーを扱いきれたのが任天堂以外にいなかった、ということなのだろうかなぁ。日本のソフトメーカーがそこまで頭が固くなっている、ということでは無いと信じたいけれど。
それから機動戦士ガンダムエクストリームバーサス。
前作のガンダムVSガンダム NEXT PLUSは大傑作だった。その前の無印ガンガンの悪夢を払拭するほどの大ボリューム+高クオリティで、俺の中では連ジDXに次ぐ名作として位置づけられている。
そういうこともあって、今回のEXVSもずっと気になっていた反面、「HD化に伴ってMS数がまた半分位になってること」「カプコンが開発から完全に手を引いたこと」など不安要素も大きく、ちょっと手を出すのにためらわれたのだが、AGE効果もあり購入。
結論から言えば、「やっぱりおもしろいわこれ」。
メインはオンライン対戦ということもあって、無印連ザや無印ガンガンみたいにアーケードと対戦モードしか無い! ってなりそうなのが怖かったのだが、そんな事はなかったようでちょっと安心。
原作の名場面を再現したり、一風変わったMSと戦ったりできるトライアルモードは、今後追加されそうなMSがあちこちで顔を見せたりしていて今後の展開に期待を寄せたくなる。前作のNEXTモードよりは遊びやすくなっているのもいい。反面、まだまだ追加されてない機体で無理矢理再現したシチュエーションも多いのでちょっとシュールな場面になることも。インパルスがいないので終盤までルナマリアがザクに乗ってたり。でも強化ザビーネの「だぁめじゃないかぁ! 死んでなきゃあああ!」が聞けたのでそれだけでも満足。
オンライン環境は22日のアップデートまで事実上の試験運用みたいなものなので、今はまだオフでやってる段階。今のところ「前作で好きだったのに、何故これが出ない!」というMSも結構いるという不満もあるけど、今後追加されるらしいからね。初回特典でHi-νガンダムが使えたり。22日にもゴトラタンやアルケーなどが追加される予定。バンナムのことだからまたDLCでぼったくられないことを祈るしか無いのだが。
システムについては、下手の横好きでやってるだけなので余り上級者的な解説はできないのだけど、格闘キャンセルが加わったことでコンボを入れていく楽しみが増えたのは嬉しいな。コンボといっても、難しいコマンドは必要なく、格闘の途中でステップを入れるだけでいい。ガンダムのくせにドラゴンボールばりに相手を殴りまくれるのは気持ちいいぞ。そのせいで今Gガンダム勢がオンラインで大暴れしているらしいけども。
なんといっても今回はカスタムサウンドトラック機能が追加されたのが嬉しい。なぜかオンラインモードには対応していないのだが(版権対策? だとすれば厳しすぎだと思うけど)、手持ちのガンダム系サントラを片っ端からPS3に叩き込み、遊びまくっている。ゲームに良くマッチしている曲はWの「思春期を殺した少年の翼」や00の戦闘曲全般など、ノリのいい曲がいいようだ。ゲーム展開が早いぶん、アップテンポな曲がよく似合う。反面、F91やXの劇伴のように重厚さを押し出した曲だと、ゲームの音にかき消されてしまうことも。サテライトキャノンや軍靴の記憶とかは好きな曲だったのだが、ゲームと合わせるのはちょっと難しいかなぁ。「勝利者たちの挽歌」「おお、再臨ありやと」とかは良い感じにマッチしたんだけど。
意外と難しいのはV。「風向き」「白の幻」などは個人的に大好きな楽曲なのだけど、ゲームに合わせるのは難しかった。むしろ「震える命」「重い大気の底を這う」といった、緊張感のただよう曲のほうが合いやすい。「戦闘行為」のようにメドレー形式になっている曲もあるので、これは自分で編集する必要が……w
種は劇伴より挿入歌のほうがゲームにはよく合う気がする。フォビドゥンがいるので三馬鹿のテーマを入れるのも一興。
ちなみに、カスタムサントラ用のMP3ファイルはそのままだとボリュームが小さいので、デフォルト曲や効果音とのバランスが取れない。MP3Gainなどのフリーソフトを使って、ボリュームを100db程度に調節しておくといいだろう。100dbってそうとううるさいように思えるが、デフォルトBGMの音量がそのくらいなので、あとはオプションやテレビの音量を調節するしかないだろう。
オリジナルボスのエクストリームガンダムもいい味を出している。パイロットはGACKT演じる人工知能「ex-(イクス)」。今どきこれでもかというくらいまっすぐな厨二病セリフを吐きながら、馬鹿でかいビームだの剣撃だのを放ってくるという賑やかなボスである。
「見せてやろう、極限の進化を!」のたまってくれたので、BGMを「君の中の英雄」にしたらこれがピッタシ。もうこの曲こいつのテーマでいいや。
でも一番気に入った彼のセリフは撃破時の「なんだ、この力……人の意志から生まれしもの……あああああッ!」の最後の絶叫なんですけどね。かわいい。
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機動戦士ガンダムAGE 第7話「進化するガンダム」
前回、人物描写なんてできっこないのだから、そこにたいするツッコミはやらないと決めていたのに、なんかそういう方向の愚痴ばかりになってしまった。なので今回はそこには触れない。
とりあえず、ファーデーンはガンダムファイトを始めたらいいと思う。
以下ネタバレ