例のゲハブログが嫌儲板をネタにしたことで住民の怒りを買い、祭りに発展した結果、個人情報を晒されたそうな。ただでさえステルスマーケティングに大して過敏になっているこの時期に、暗黙のルールを破ってそんな事をしたらそりゃ自業自得だろうけど。なんというか自分で召喚して育ててきた悪魔に喰われて終わる、ホラー映画のオチみたいだ。
不確定情報がまだ多いので、ある程度ぼかして書くけど、どうやら管理人の父親が経営しているマーケティング会社がブログの運営に関わっているらしいとのことで。現状はその会社と取引している各企業とのつながりからステマの実態を洗い出しているところみたいだね。別に企業がまとめサイトを運営しようがどうしようが知ったこっちゃないけど(脱税の疑いがあるのでそこははっきりしてほしいが)、「広告と通常の記事は明確に区別すべし」というごくごくあたり前のルールさえろくに知らない、あるいは守ろうとしないメーカーと、それにつけこんでボロ儲けをしようとするヤクザまがいの集団とのろくでもないつながりが今回の事態を招いたとも言えるので、その実態がどこまで明らかにされるのか、ということについては業界の未来を憂えるひとりのゲームバカとしては興味がある。この際だから膿を全部出し切っちまえよ。
本人はあくまで他人を装うつもりなのか(あるいは本当に他人なのかもしれないが)、サイトに目立った動きはないようだ。踏みたくないから見に行ってないが、このまま逃げ切りを図るつもりなのだろうか? もう片方の有名ゲハブログ管理人は昔ベンチャー企業経営者だった、ってうそぶいてた時期があったから、ある程度企業資本が入っていても不思議ではないのだけど、こうして見ると結局そんなオチかよ、と思わざるをえないなぁ。やってることがほとんどヤクザの手口なんだもん。
これを機にすこしでもゲームの広告事業が健全な方向に向かってくれることを願ってならないな。
 



さんざんいってるけどさ、「商品を作る能力」と「企業を経営する能力」と「外部に発信する能力」は全部別なんだよ。どれかひとつが突出してるからといって、他のすべても同じように優れているとは限らないんだよ。
これ以上高名なクリエイターがTwitterでバカな発言を繰り返して無様を晒すのはやめてくれよ。周囲の人間は誰か止めてやってくれよ。情けなさ過ぎて悲しくなってくるよ……。