最近のRPGはみんなクエスト型ばっかで飽きる
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エスト型RPGの問題点は「シナリオの構造が簡単に把握できてしまう」というところにあるような気がする。そのせいで余計に作業臭くなるんだよなぁ。アーク3なんかそれで見事に失敗しているし。
逆に言えば「ストーリー? ねぇよそんなもん」とばかりにそこで開き直っちゃったモンハンってやっぱ偉大だと思うわ。いや、モンハンも据え置き版は結構なストーリーが用意されているそうだけど。


空の軌跡FC、一章クリア。つまらねえつまらねえ言いながら気がつくと二時間ぐらいぶっ続けでプレイしている、そんな感じのゲーム。奇妙な中毒性というべきなのか? いかにも「ゲーム音楽でござい」って感じのベッタベタなファルコムサウンドも、「だせぇwww」と思っていながら気がつくと鼻歌うたってたりして、やっぱり奇妙な魅力がある。なんだろうコレ。「バランス? 経験値にレベル補正入れときゃなんとかなるだろ」的な危ういゲームバランスとか、一歩間違えばゼノサーガの二の舞になりそうな戦闘システムとか、接続詞にやたらと「ちなみに」を連発する気持ち悪い文体とか、相変わらず男キャラがドヘタクソなキャラクターデザインとか、文句を言いたいことは山ほどあるのになぜか夢中になってプレイしている自分がいる。なんだこれは。ツンデレ体感ゲームか。
取りこぼしがあると気になって仕方ない性分ゆえ、何度かやり直しながらのプレイである。昔は勢いに任せて一周クリアした後、二周目をじっくりプレイしたもんだけど、そこまで気力が続かないのである。俺も歳をとったものだ。単に積みゲーが多すぎて二周目やる余裕が無いだけかもしれんが。
ストーリー的にはほんとにまだ序の口というところなのか、特にコレといった盛り上がりもないけど、ゲーム自体はサクサク進むので止め時を見つけるのが難しい。ロードは長いものの、PSPのキャッシュ機能のおかげか二度目以降のロードは半分程度になるのも大きいだろう。キャッシュ機能のない初期型PSPだったらどうなるかと思うと空恐ろしいが……。
また、敵がレーダーに表示される「鷹の目」を入手して以降は恐ろしいほど快適になる。余計なエンカウントを避けられるばかりか、ほとんどの戦闘で先制を取れるようになる。バランスブレイカーじゃないのかという気もするが、逆にこの快適さが病みつきになっているのも事実である。
あと、子安が便利すぎてパーティーから外すのが惜しい。MPが他のキャラと比べても2倍はあるのも嬉しい。魔法しか効かない敵も少なくないため、感覚的にはミンウが仲間になった時ぐらい心強い。加えて、どうもこのシナリオライターの文体が気に入らない俺としては、彼ぐらい独特な口調でしゃべってくれたほうが違和感を覚えなくてよい。歌はひどかったがな! ヒロインの話よりこいつと姐さんの話が遊びたいぞ。*1
それから、隠しクエストにまで期限を設けるのはさすがにどうかと思うんだよなぁ。だからこそ『隠し』クエストなのかもしれないが、オブリビオンDQ9みたいに基本的にいつでもクエストを受けに行けるゲームを同時にやっていると余計に気になってしまう。

*1:ヒロインが嫌いなわけじゃなく、むしろ近年のJRPGの中では屈指の良キャラなんだけどね