TRPG
昨日はDX3を初プレイしたのだが、付け焼刃でやってしまったばっかりに散々な結果になってしまった。もう少し予習をすべきだったことは疑いなき事実。参加してくださった皆様には深くお詫び申し上げます。これに懲りずまた付き合っていただけたら幸いに存じます。
それから、クリティカルの処理について、いくつかミスがあったようなのでここに訂正します。インフレゲーなのは間違いないのだけど、あそこまで爆発することは通常ないようです。
すべてはあのクソ読みにくいルールブックのせいだ。著者は小学校の教科書を読んで出直せ。とくに国語と算数。





過去にも紹介したことがあるような気がするが定期的に狂気を補給したくなるので。いや小学生の頃持ってたんだよ攻略本と一緒に。今も覚えてる設定とかあるんで、いつか暇つぶし的な動画を作って紹介したいと思う次第。ラスト前に出てくる目付きの悪いハンバーグラーはニセモノでHELP!と叫びながら飛んでいったほうが本物、とか、2面に出てくる赤い魚はラスボスが描いたラクガキから生まれたモンスターで、実は8面のアンコウも同じ名前、とか。若干リアルになっている気がするのは、画力が向上したからなんかね? ちなみにオープニングデモに見慣れないキャラクターが多数登場しているが、どうやら海外のCM等でのみ使われていたキャラクターの模様。長年の謎がようやく解けた。
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ちなみに「アンクル」とは「オー・グリマスィーおじさん」というキャラクターのようである。グリマスはマックシェイクをイメージしたキャラクターなので、それぞれぶどう味とメロン味ということなのだろうか。なんともマニアックな取り合わせ。「プロフェッサー」と「キャプテンクローク」が何者なのかは未だ不明。ラスボスのグモンが公式キャラクターだったなんて知らなかった……。今ではドナルドしか見かけなくなってしまったな。いくつか理由を推測してみると、キャラを増やしすぎて収拾つかなくなったとか、ディズニーやポケモンなど既存のキャラクターとコラボさせたほうが宣伝効果が高いからとか、そもそもあのデザインが日本ではウケない(ドナルド本人はカルト的なブームを起こしてしまったが)とか、スーパーサイズ・ミーなんかの影響でキャラのイメージが悪くなってしまったから、とか、色々考えられるんだけど、実際のところよくわからない。ビッグマックポリスがいなくなった経緯はリンク先で触れられているが。
放物線を描くリンゴ型爆弾を投げて戦うゲーム。ちなみにこの爆弾、敵にくっつけることができる上に自分は爆風に巻き込まれても平気、果てには飛んでいく爆弾を足場替わりにするという桃白白的なことも可能という便利アイテム。使いにくいことに変わりはないが。しかし、なんでそんなものが武器に? というツッコミはこの時代のキャラゲーには無用。キャラだけ使用して中身は別ゲー、なんて当たり前の時代だったのだ。これには、容量が足りなくて原作の設定を生かしきれないため、とか、他に作りたいものがあったけどクライアントの要望でキャラを使うことになった、とか色々理由は考えられるが、マクドナルドの世界をゲームで表現するなんて実質不可能なので本作は間違いなく後者だろう。
助走をつけたりジャンプしたりすることによって爆弾の飛ぶ軌道が変わるので、正確にコントロールするにはかなりの熟練を要する。加えて操作感にものすごい癖があり、足元が非常に滑りやすく空中制御はほぼ効かない。要するに難しいのだ。それでも慣れれば次第に狙ったところに爆弾を投げられるようになるし、そうなれば気持ちいいので練習する価値はある、と思う。
でもこのゲームの難しさはそういうゲーム的な難易度以上に、画面全体に「怖さ」が漂っているからだと思う。当時俺は幼稚園児で、親戚がプレイしているのを横から見ているのがもっぱらだったのだが、あまりにも怖くて3面から先を見ることが出来なかったのだ。基本的にメルヘンチックな世界観でありながら、DECO渾身のドット絵は気合が入りすぎて妙に生々しくなっている。美しいのに怖い。さらに、キャラクターデザインそのものも非常にブキミなものになってしまっている。もともとマックのマスコット自体まことにキモいのだが、本作のオリジナルキャラはさらに三日徹夜してみる幻覚のような一種の狂気がプラスされている。ファミコン時代は使える色やドットが限られていたので、今では考えもつかないような奇妙なキャラクターが作られることは往々にしてあった。マリオシリーズの敵などはその代表格と言える。ポリゴン初期に作られたFF7にも珍妙なデザインの敵は多い。とはいえ、本作に登場する敵はどれも夢に出そうなくらいキモい。それも単なるグロテスクではなく、人間心理の奥底にあるような狂気を感じさせるデザインなのだ。4面ボスのドラゴンのような、比較的キモくないキャラでさえ、常に落ち着きなく目玉をギョロギョロ動かしており実に怖い。ここが弱点だというヒントになっているんだろうけど、なぜこんな表現方法にした? 11面の暗闇の森は狂気の真骨頂とも言える内容。というか普通に夢に出た。
ステージクリアごとにショップで買い物ができる。ハンバーガーやポテト、ナゲットなどおなじみの食品が売られており、これらを注文するとスクラッチカードに挑戦できる……のだが、この図柄に登場するドナルドとハンバーグラーがまたムダにリアル過ぎて怖い。この後はゲームで使用するアイテムを個別に購入できる。実は前の画面で食事をしているとアイテムが割引になるサービス付き。世の中は現金なものなのだ。
うーむ、こうして語ってみるとやはり味わい深いゲームだな。メチャクチャ怖いゲームだったけど、今ではその不気味さも含めて好きだし。
春香の挑戦あたりで扱ってくれないかな?