クリフトの真実


FC版DQ4のAIには学習機能がある。プレイを重ねていくに従って敵の特徴や弱点を覚えていき、効率的な戦い方をしていくようになるというもの。
2戦目のヘルバトラー戦(5:00〜)に注目。一回目と二回目では同じ作戦を指示しているにもかかわらず、まったく異なる戦い方をしているのがわかる。
このAIの仕様についてニコニコ大百科より転載すると、

これは彼がザキ系しか攻撃呪文を持たないことと、FC版ではAIに学習機能を持たせていた事に起因する。初遭遇時は弱点を知らないので、「打撃」か「ザキ」のどちらかしか選択肢が無い彼は、とりあえずザキを使うのである。ラスボス戦でも例外ではない。根気良く戦い、ザキが全く効かないことを学習すればそのうち彼はザキを使わなくなる。何十回何百回と言う戦闘が必要だが・・・。

と、いうことらしい。
また、ボス戦で負けたからといってすぐにリセットしてしまうとそのボスと戦った経験が生かされないため、またザキ連発状態になってしまう。極力リセットは控えるのが重要。また、モシャスを使って勇者自らAIに手本を示すのも学習を促進するのに役立つとか。単に仲間のコマンドを使用できるだけの呪文じゃなかったんだなぁ。
結局このAIは大不評を買ったため、5以降の作品(リメイク含む)では最初から敵のステータスや弱点を知り尽くしている前提で行動し、さらに学習機能も削除されてしまった。単なるオート戦闘モードとなったのである。
なお、PS版でも仕様としてザキ連発は残されているが、FCと違って学習しないので手動で操作した方が確実である。DSも学習機能は削除されているが、ザキ空撃ちはしない。