不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城

不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~ - Wii

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~ - Wii

ソフマップ大宮にて、980円・680円。しかも新品。最近のシレンシリーズに関する話は聞けば聞くほど悲しくなるので、情報はほとんど仕入れていないのだが。
砂漠の魔城はGBC版のリメイクで、GBC版のダイナミックなバランスが好きだった身としてはこの扱いにはかなり哀しみを覚えるのだが……。DS版初代のような明らかな劣化が本作にも含まれているのか。
シレン3は、「どうしてこうなった!」としか言えないような変更が加えられている、と。ライトユーザー確保のための方策としてのレベル継続性はどう考えても裏目に出るとしか思えない。そもそも、「レベル上げ作業の繰り返しによるパラメータ上昇の楽しみ」というのはシレンシリーズの根幹を支えている「運に実力で立ち向かうカタルシス」とは正反対のベクトルにあるもの。シレンの魅力と云うのは、いわば麻雀における「配牌の不利を読みと経験で乗り越える」というものに近い。コンティニューすればするほど自機が強くなるシューティングゲームのなにが楽しいというのか。とするならば、レベル継続性と云うシステムは、シレンというゲームのアイデンティティを真っ向から否定してしまう形になる。そもそも、レベル継続性のゲームとしてはすでにポケモンダンジョンという成功例があるのだから、同じことをわざわざシレンでやる必要はない。ポケモンダンジョンの成功に味を占めて、シレンでも同じことをやれば儲かるなどと短絡的な考えを起こしたのならば、それは開発者の正気を疑わなければならない。さらにいうならば、むしろ、「死んだらレベル1」というシステムでも、ライトユーザーを取り込む方法はあったのではないだろうか。そう思うと慙愧に耐えない。