またしても酔っ払い日記なのだった

ビールを買ってもよいのだけれど、いつもの貧乏性が災いしてつい発泡酒になってしまうわたくし。
キリンののどごし生はヘタなビールよりうまいから困る。次点でクリアアサヒ。アサヒは青赤緑全部クソまずいくせにこれだけは割とうまい。ああ、アサヒならジンジャードラフトも悪くなかったか。後味がほんのり香る程度がよい。キリンのストロングセブンも好き(濃いいから)。キリンは割りとハズレがないなあ。まずいけどつい呑んでしまうのがサッポロドラフトワン。安いから。でもこのままだと本物のビールの味を忘れちゃうよ!w
そろそろまたウィスキーを呑みたくなったのですが、どうも酒の銘柄には疎いので手を出せないでいる。
このままだとまた安くてまずい酒を買ってしまうです。
 
メジャーWiiパーフェクトクローザー 猿と双璧の出来
http://guideline.livedoor.biz/archives/51148965.html
記事ではバグが中心に取り上げられていますが、そもそものシステムがとんでもない内容になっています。Wiiのくせにグラフィックがニンテンドー64以下、ヘタすりゃ初期のPS1レベルにも届いてない、というのは一億歩譲って許してやるとしても。
・ボール球が存在しない
スコアボードにはSBOと表示されていますが、どうやらボールは存在しないようです。9分割されたストライクゾーンのうち、どこかにしか投げられない模様。
さて俺は恥ずかしいほど野球を知らないのですが、野球の中でボール球がいかに重要か、ということぐらいはわかっているつもりです。ピッチングにおいて、ストライクを投げるかボール球を投げるか、という駆け引きは、野球の中でももっとも基本的なものです。打者にとっては「バットを振るか振らないか」という駆け引きを与えることになるからです。もしボール球がなくなってしまったら、とにかくバットは全て振ればいいことになってしまいます。そんな事になってしまえば、そもそものゲームが成立しなくなってしまいます。
・勝手に盗塁して勝手に刺される、オバカなAI
本作、走塁や守備に関してはフルオートになっています。要するに、プレイヤーが操作できるのはピッチングとバッティングのみ。まぁそれはWiiスポーツも同じなのですが、「複数のスポーツゲームを同時に収録した中での簡易野球ゲーム」と、「マンガとのタイアップによる本格派野球ゲーム」という決定的な差があります。無論、後者をやるからには、野球の要素を構成する様々な部分を自分で操作できる余地があってナンボだとおもうのです(ヘタな人だけがオートモードを選択できればいい。事実パワプロはそうしているのだ)。そもそもWiiスポーツですら、アウト球はもちろん、投球方向にかんして様々な微調整ができる時点で、このメジャーWiiパーフェクトクローザーに存在価値がありません。
しかもそのAIがオバカ極まる。プレイヤーの意図しないところで勝手に盗塁してしまうので、万が一空振りでもしようものなら一瞬でチャンスがつぶされてしまいます。また、タッチアップのことをよく理解していないらしく、二死一塁の状態でもフライが落ちるまでは走り出しません。そのため、呑気に二塁で刺されるパターンもあります。また、ランナーには「引き返す」という思考がないらしく、ボールを持った塁手が待ち構えているベースに向かって一直線に突っ走っていきます。そもそもタッチしに行こうとしない塁手もどうかとは思いますが。守備もお粗末なもので、キャッチャーが外野まで突っ走ってしまうのはバグだとしても、ロクにベースカバーもしないし、中継すら一切やりません。外野手が拾った球は全てイチローのレーザービームのごとく、塁に向かって一直線に飛んでいきます。果てしなくシュールな光景です。
・そもそも球場のスケールを間違っている
本作に登場する球場は異常に内野が広いのです。そのため、ランナーはありえない速度で塁に向かって突っ走っていきます。また、キャッチャーも異様に駿足です。ハッキリいって、キモい。
 
「どーせガキ相手に売るんだからボール球なんてわかる訳ねーだろ」という、子どもをナメ腐ったような了見が透けて見えます。こんな奴が、ゲームはおろか玩具業界にいること自体あってはならないことです。
開発元であるドリームファクトリーには猛省を促しますが、またこんなひどいメーカーに依頼したタカラトミーも、その責任を逃れることはできないでしょう。どう考えても映画の公開にあわせて無理やり発売したとしか思えず、しかも、映画公開の時期に会うよう計算されたスケジュールや予算をを組んだわけでもなく、ただ子どもを騙して小金をせしめようという、甘えきった態度で仕事に臨んだ企画者もその責任を取るべきです。そんな奴首にして俺を採用しろ(ホンネ)。
 
そして、今年だけでも同じ原作を使ったクソゲーが本作含め三本も発売されてしまったという事態に、原作者ならびに原作関係者諸氏には深い同情を禁じえません。そう、実は「メジャー」を原作にしたクソゲーは、あと二本も発売されていたのです……おお、なんということだ。

追記

ボール球を投げることは可能なようです。Bボタンを押しながら投球すればよいとのこと。
ただし、決して低くない確率でフリーズが発生するようです。だめじゃん。