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某所でプレミア6.0について質問をいただいたので、ちょっとだけご紹介します。

プレミア6.0で編集した動画を確認する方法はふたつ。
ひとつは「タイムラインを書き出し」でぜんぶ丸ごとムービー作成して見る方法。つまり、完成版を作って見る方法です。
もうひとつは、プレミア付属のプレビュー機能を使用する方法。要するに「仮動画」を作ってそれで見るという方法です。メニューバーのタイムライン→プレビュー（もしくはEnterキー）で選択して出せるものです。
　
実はこのプレビュー機能、便利ですがなかなかのクセモノだったりします。その内容とは、「無音のムービーファイルを細切れに生成したもの」を、ソフトウェア上で音声ファイルと同時に流しているのです。
時間と容量の節約のためにそういう仕様になっているのですが、これのせいで若干使い方にコツが必要になってきます。
基本的に、このプレビュー機能を使うのは「フェードやパンなどの特殊効果」を使用した箇所の具合を確かめるときになります。特に何もしてない箇所なら、わざわざプレビュー生成しなくてもある程度までは確認できるからです。
プレビュー機能で生成する範囲は、タイムラインウィンドウ上部の黄色いバーで指定できます。

確認したいところだけをこの黄色いバーで指定して、そこだけをプレビューすれば、かなり時間を節約できます。
　
ただし、あくまでプレビュー機能は「細切れに生成した動画ファイルを無理やりくっつけて流している」に過ぎません。長く作業をしていると、プレビューファイルが細かくなりすぎてコマ落ちを起こす恐れがあります。「なんだかモッタリしてきたな」と感じたら、いったんプレミアを終了してプレビューファイルを削除しておきましょう。プレビューファイルは基本的にプロジェクトファイルと同じところにできます。また、「編集→環境設定→スクラッチディスクとデバイスコントロール」でもプレビューファイルの保存箇所を確認・指定できます。

また、よほどの理由が無い限り音声ファイルはwav形式にしたほうがよいです。いちおうmp3等にも対応してますが、仕様上数フレームほどズレることがあります。特にミュージッククリップ等を作るときは、音声ファイルは必ずwav形式にすべきでしょう。