グリー田中社長「あるゲームが流行ったら、同じようなものを作りまくるべき」

http://news.nicovideo.jp/watch/nw114954
グリーはもはやソーシャルゲームですら無い。ただのハイエナ商法で荒稼ぎする焼畑農家でしか無いことを露呈したといっていい。
流行によって類似した商品が作られることは100%非ではない。そこに一定の市場を確立し安定した供給を生み出せれば、それはジャンルとして定着するからだ。この点については、俺も特に異存はない。好きなのに、フォロワーが現れないせいで埋もれていったジャンルも幾つか知っているからね。
ただし、それと安易な劣化パクリ商法は全く違うものであるということは留意しなければならない。一定のクオリティを確保せず、粗悪品をたて続けに投入するのは全体の需要を鈍らせるだけだ。それは遅かれ早かれ市場の崩壊を招く。それでもまだ、「核」となるべきハイクオリティなコンテンツがあれば支えていくこともできるだろうが、現状アバターきせかえゲームとミクシィもどきしか無いグリーに、それに次ぐ「核」があるのか? と考えると、かなり厳しいんじゃないだろうかと思うんである。
おそらくグリーは飽きられ始めた時点で即座に別のパクリ先を探しに行くだろうし、そうすれば半永久的に食いっぱぐれないという考え方なんだろう。そういうやり方だといずれは終わりが来ると思うんだが、その先のことまでプランを建てられているのだろうか?
 
念の為に言っておくと、俺個人としては「広義における」ソーシャルゲームは新しいゲームのあり方を示すものとして一定の可能性を見ることはできると思っている。ツイッターやPixivで流行した「診断メーカー」などもある意味ではソーシャルゲームと言えるし、そういったゲームを媒介としたコミュニケーションの場を提供するやり方は、従来の「ゲームが主、コミュニケーションが従」のオンラインゲームとはまた一線を画すものだからだ。
ただし、現在ケータイアプリ業界で主導権を握っているSNSのそれは、問題点が多くて長生きできないのではないか? より長期的なスパンで展開していくなら、色々と手を加えるべき部分はあるだろうに、目先の小銭さえ取れればそれでいいのか? それは客にとってもマイナスにならないのか? ということなんだ。