落ち込んでいる場合ではない。次の手を考える。
八方塞がりにせよ、もう手遅れにせよ、やる。それでいい。
 

言論の自由はどこまで言論の自由を許すか?・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第21回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=4184

業界の多くは現状を重く受け止めているらしく、俺でも名前を知ってるライターやクリエイターがこの件について触れているという事実は見逃すことはできない。
ネットって(とくに2ch系サイトって)出自からしてアングラなものだから、そういうゴシップよりなネタが上がってくるのは仕方ない側面もあるし、そういう娯楽のやりかたもあるっちゃある。
でもモノには限度ってもんがあるわけで。「出る杭は打たれる」なんて言葉があるけれど、杭が出すぎた結果家が倒れたなんて話になったら文字通り本末転倒。それがマッチポンプによって行われているというのならなおさらだ。
問題はそういう「本来アングラであるべき(アングラとして楽しむべき)」サイトがGoogleの検索上位に来ていたり、毎日100万ヒットなんて異常な数字を叩き出していることにあるんだろう。言ってみれば、東スポ日刊ゲンダイみたいなタブロイド紙朝日新聞や読売新聞にとって代わっているようなもんだ。そりゃ全国紙だっていろいろ問題は抱えているけど、電車の中でオジサンがおっ広げて周囲の乗客に眉をしかめられるようなモノが、もっとも信頼される情報源になっていいのか? っていう問いはすべきだろう。
「荒らしに反応するな」っていう意見もあるけど、それはそいつが荒らしであるという共通認識ができているコミュニティの内部じゃないと通用しない理屈でもある。事情を知らない人間は荒らし記事であっても本気で信じこむからだ。そういう場合の対策は「そいつは荒らしである」という共通認識を作る他にない。この「問題提起」は(その行為の良し悪しはともかく)そういう認識づくりへの第一歩でもある。
俺としては、多くのゴシップ誌がそうであるように、それらの煽り記事が眉に唾つけて読まれる程度の共通認識が生まれてくれる程度のところまで行くっていうのがまず必須だろうなぁ。