アニメ版はじめの一歩第二期まで観終わった記念。
PS2版はじめの一歩2にはオリジナルの選手を作れる「ボクサーズロード」モードがある。操作性にかなりクセがあるうえ、ストーリーモードが簡素であるため、キャラゲーとしての評価はイマイチなのだが、それでもかなり人気の高いゲームであるらしい。
というのも、実はこのモード、もともとPSでオリジナル作品として登場していたボクサー育成シミュレーションゲーム「ボクサーズロード」のシステムを流用して作られているのだ。そのためか内容がものすごく本格的。パワプロサクセスモードに匹敵する……というにはちょっとイベント数が足らないものの、キャラゲーのおまけモードにしておくにはあまりにももったいないほどの完成度になっているのだ。ちなみに初代ボクサーズロードはゲームアーカイブスにて配信中。95年のゲームなのでグラフィックが恐ろしく粗いが、ボクシングゲームとしての評価は高い。2006年、PSPにて11年越しの続編が発売された。
育成モードのライバルキャラとして一歩原作キャラが登場するのはもちろん、実在ボクサーをモデルにした選手も登場する。ただし、日本にはヘビー級が存在しないため、動画では本拠地をアメリカに設定してある。そのためか、一歩原作のキャラはこの動画では登場してこない。その代わり……なのかどうか、なぜかファミコンの名作ボクシングゲーム「マイク・タイソン パンチアウト!!」のキャラをモチーフにした選手が登場する。なぜだ!? パンチアウト任天堂のゲームなのでPS2の作品に出てくるはずがないのだが、いったいどうなっているのだろうか。しかも顔まで似ている。500ポンド(200kg以上)という極端な奴も含め、パンチアウトならではの現実離れしたボクサーたちが正統派ボクシングゲームに堂々現れている一種シュールな光景も動画の見所の一つといえるだろう。ベア・ハガーの存在感。