それでも俺は応援するぜ

尊敬していたうp主の何名かが休載、さらにブログで取り上げたことのあるいくつかの動画が削除。いまニコマス界隈はただならぬ混乱につつまれています。
幸か不幸か私はある一定の覚悟(というか、一種の諦観)があったためか発表そのものにはそれほどダメージを受けなかったのですが(むしろ新キャラを見て笑い転げたくらい)、これがコミュニティの崩壊という最悪の事態を招こうとしているとなると話は変わってきます。
ショックを受けているうp主さんの辛い気持ちはわかるつもりだけれど、どうか早まらないで欲しいと切に願います。

私はといえば、男が三人増えたところでどうということはありません。俺は俺、野郎は野郎、彼女らは彼女らであり、そこに男が何人介在しようがノープロブレムなのです。NTR? 上等だお前ら愛してやるよという心構えです。「(寝取られる)可能性を生み出した時点でアウトなんだよ!」なんて言葉がここ数日流行していますが、いくら同人で奴等が暴れようと知ったこっちゃありません。自分の神経が図太いのかもしれませんが。
なにより、あいつらの中で一番残念そうなあの人、自分と本名が似ていることもあって他人の気がしません。そのせいかテンションが思いきり変な方に振りきれています。某スレで見た「ディアッカみたい」「むしろウィッツ・スーじゃね?」というやりとりを見て以来彼を全力で応援したくなりました。彼も含め、いいネタキャラになれる素養はあるんじゃないかと見ているので、今のところはむしろ期待している感じです。
男衆に関してはむしろ歓迎という感じですね。
次に、キャラ削減に関して。正直これには失望しましたが、これはどう考えてもメーカーに取ってダメージにしかならない判断であり、こんなことをするからには必ず事情があるだろうという指摘を見て少し目が覚めました。
http://blog.livedoor.jp/cha73/archives/1265210.html(リンク先もオススメ)
http://japanic.blog.shinobi.jp/Entry/15/
これらの記事を見る限りでは、どうやら本社の経営不振をもろにかぶる形になってしまったようです。ぶっちゃけるなら、金もなけりゃ時間もない。だったら、現状入れることのできる9人だけでも先行して登場させて、今回出られなかったメンバーは今後の売上を見て判断する……わかる話です。納得しろとはいえませんが、少なくともそれに近い事情があっただろうことは類推できます。これは楽観的な見方ですが、ある程度資金ができたら後日アペンドディスクなりDLCなりを発売する、というビジョンがあるのかもしれません。「その可能性はない」という発表がされているようですが、このメーカーに関してはいつものことなので鵜呑みにはできません。少なくとも50%以上確実にならなければ、「ありえない」と発表せざるをえないでしょう。75%でも発表できないと思います。あのメーカーのことだから、完全版と称して他機種に移植、なんてことをしれっとやるかもしれませんが、それでもシリーズそのものの生命を絶たれるよりはマシです。こうなるんなら出さない方が良かった、とは俺は思いません。どのみち、顧客への配慮にあまりにも欠けすぎた判断であるから、それに関してメーカー側は説明責任を果たさなければなりませんが、それは今後の動き次第というところでしょう。まだあわてるような時間じゃない。
このところ更新出来ていませんが、アークザラッドの二次創作動画なんてものをうpしているのでこれの話をします。よくこのシリーズは3で終わった、なんて言われますが、少なくとも3の時点で完全に命脈を絶たれたわけではなかったんです。3で不十分だった旧キャラへのフォローを機神復活で行ない、シリーズにいったん区切りをつけ、ごちゃごちゃになった設定をいったんリセットして新たなシリーズとして黄昏を出した。黄昏の世界観には正直面食らいましたし、ダサすぎるキャラデザインに劣悪な操作性と手放しで誉められるような出来ではありませんでしたが、民族問題を主題としたシナリオ、旧作と新シリーズとの架け橋となるキャラクター・ベベドアの存在(ちょこだと役不足。強力すぎて新キャラを食ってしまう)、新しい人類としての魔族(ほかのRPGでいう亜人というイメージに近い)という意欲的な設定など、新生「アークザラッド」としては悪くないスタートを切ることができたのです。しかしながら、3の悪評があまりにも一人歩きしてしまったがゆえに売り上げは伸び悩み、追い打ちをかけるようにジェネレーションが失敗(これはSCEのオンライン構想に対する見通しがあまりにも甘すぎたと言わざるを得ませんが)と、それに対する不満が3以降の作品に一気に向けられたことなどが重なって、それ以降のシリーズ展開は打ち切り同然に途絶えてしまいました。今や旧作のリメイクを望む声こそあれど、完全新作を期待する声などほとんど聞かれません。拙作に寄せられたコメントでさえそうなのです。黄昏を制作したキャトルコールも(バグは多いものの)メタルマックス3で一定の評価を得られるほどのメーカーに成長しました。オリジナルのスタッフが多く関わっていたとはいえ、いちどは死んだシリーズを蘇らせられるほどの事ができるようになったのです。それに、PS3事業もようやく軌道に乗ろうかという今こそ、黄昏の設定を引き継いだ(もしくは、完全に設定をリフレッシュした上での)新作を心から期待しているのですが、ファンがそれを望んでいない以上、俺にはどうすることもできません。
アイマスにはこうなってほしくないのです。
引退するのもいいでしょう。不買運動だって止めません。それもひとつの意思表示です。でも、もうひとつの意思表示方法があるんじゃないかと思うわけです。
嫌ならてめぇで作れ、などと乱暴な言い方はしません。
ただ、「こういうのが欲しかった!」というアピールをすることは可能なんじゃないでしょうか。アレほどの罵声を浴びたデス種ですら、漫画版やスパロボといったメディアミックス作品には一定の評価があり、関連動画には「もうこれが原作でいいよ」というタグが生まれるほどの人気があります。
俺がアーク3ネタを使ったのは、これを機に3以降の作品を再評価するきっかけを持って欲しい、というささやかな欲望があるからです。ほんとにささやかですが、「こういう3なら見たかった」という内容のコメをいただけたことには心から感謝しています。
たかが二次創作といえど、「春閣下」のようなムーブメントを起こすだけの力はあるわけです。いくら絶望があったとはいえど、それほどの能力を放棄してしまうのは、あまりにも勿体無いと思います。
むしろこれを機に新たなネタを作ってこそのニコマスですよ! 木星だろうがドゥガチだろうがトカゲだろうがネタにして笑ってやるくらいの気概でもって開発者の目を覚めさせるぐらいのムーブメントを作ってやりゃあいいじゃないか! ファン自らシリーズに止めをさしてどうする! あきらめんなよ! 消すぐらいなら新しい世界を俺達で作ろうよ! だいじょうぶだいじょうぶできるできる!
 
 なんて熱くるしいことを書いてみました。一連の発表で色々ありましたが、俺はむしろこれで創作意欲がギンギンです。俺ごときにそんなムーブメントなんざ起こせないだろうけど、「なけりゃつくればいい」が俺の動機だもの。それでいいじゃないか。