FF7 ゲームアーカイブスで配信開始 1500円

 ちなみにインターナショナル版です。オマケの設定資料集もちゃんとついてくる模様。
 なんかここ最近のスクエニの動きを見ていると、経営状態がただならぬ状況になっているような気がして心配になってくるのですが、本当にだいじょうぶなんでしょうか。VCでのファミコン版FF1の配信も、出してくれる分には嬉しいし、高難度といわれるファミコン版をプレイできるというのは俺みたいなレトロゲーマーにとっては願ったりかなったりなんだけど、逆にかえって不安になるというか。それならWiiウェアワンダースワン版ベースのリメイク出せばいいのにと思うんだよなあ。GBA版、PSP版はバランスが壊れているので、あくまでWSC版ベースで。まぁ、今のところ国内においては公式なアナウンスは来てないんで、たぶん出ないんじゃないかなー、とも思っているわけなんですが。
 それはともかくとして、ここに来て1500円という値段設定。もともと600円という基本価格自体、買う側としては非常にお買い得である一方、売る側としては利益が出るのかどうか実に微妙なラインだと思っただけに、多少値上がりする可能性はあるだろうな、とは踏んでたんですが、これはかなり大きく出ましたね。アルティメットヒッツがまだ市場にあることを想定した価格設定だと思われるんですが(他のアルティメットヒッツタイトルに比べ、FF7の市場価格は高値で安定している)、正直これは売れるギリギリのラインというところまで引き上げたんじゃないかな、と。エニックススクウェアもこの辺の価格設定に関しては本当にえげつないです(俺はGB版ドラクエ3のことを未だに根に持っている。たしかに値段に見合うだけの素晴らしいリメイクだったけどね)。
 で、これによって予測が難しくなってくるのは、今後のゲームアーカイブスの配信状況。「これなら商売になる!」というラインでの価格設定が出来るのならば、今後参入してくるメーカーも多くなってくるでしょうし、膨大なコンテンツを抱えながら沈黙を守っているコナミカプコンなどの大手メーカーも積極的に配信に動いてくれる可能性がある。一方で、1500円とまでは行かないまでも、多少の値上がりはするでしょうから、ゲームアーカイブスにおける最大のセールスポイントである「安さ」が失われる可能性もはらんでいるわけで、さてどうなることやら。 
 
 俺? 買いますとも。俺にとってはPS1では2番目に好きなRPGなので、思い入れもひとしおなんですよね。国内版しかやったことないし。インターナショナル版そのものは、妹が買ったアドチルの限定版についてたのがあるんですが、あれショーケースに入ってるんで出すのがめんどくさいんだ。
 ゲームとしては正直、荒削りなところが多すぎて嫌いな人がいるのもわかるんですが、その荒っぽさが自分の好みと合致したときの面白さというのは普通のゲームでは味わえないものがあって、そこがスクウェアの魅力だと思う。
 色々賛否両論なストーリーですが、主人公のクラウド君ってけっこう面白い奴でして、クールでニヒルなキザ野郎が出てきたと思ったら、ゲームの進行に合わせて少しずつメッキが剥がれてきて、中盤でラスボスに騙されてボロ出して、最終的に愛すべきヘタレになって帰ってくるっていう展開が熱すぎる。