・「ミラーズエッジ」体験版
 チュートリアル面と、高層ビルの屋上をぴょんぴょん飛び回りながら進んでいくステージを体験できる。ステージ設計がとってもていねいにできていて好感。本当は一本道なんだけどそれを感じさせないし、次に進むためのオブジェクト(踏み切り台、箱、扉、パイプにロープなど)は赤く塗られているので、迷ったらとにかく赤いモノを探せばOK。でも転落死したときの音がリアルでイヤン。死んでもすぐにやり直せるのは最近のゲームらしい親切設計。
 前回の記事で触れた主人公のデザインから見てもわかるとおり、世界観がとっても攻殻チック。少佐ジャンプをしそうでしないOPデモにドキドキ。マップのそこかしこに中国語が書いてあるし(ちなみにこれはスウェーデンのゲーム)。でもあの顔は最後まで慣れないんだろーなぁ。ゲーム画面での主人公は軽くトゥーンシェードが入っているようで、パッケージ絵よりは抵抗が少ない、と思う。わざわざ釣り目を強調するようなメイクはどーかと思うが……。相方の金髪女性は日本人にもわかる範囲での美人だと思う。セリフは日本語吹き替え。主人公の声はけっこうかわいい。でもかなり直訳風味でゲンナリ洋ゲー全般にいえるのだが、もう少しまともな翻訳家を雇えないんだろうか? COD4も誤訳だらけで意味不明なセリフが目立ったしなぁ。

・追記
 マリオ64と初代プリンスオブペルシャトゥームレイダーを足して主観視点にしたようなゲームだなーと思っていたら、どうも「ヤマカシ」らしい。なるほどこのデザインセンスも納得。主人公の顔以外は実によいセンスをしている。画面に余計なインターフェースを出していないところもまたよい。
 あと、主人公のモデルになったというデザイナーのフィアンセはどうやら台湾の方だそうで。前掲の記事では日本人っぽいニュアンスで書かれてたから勘違いしてしまった。 だとすると、偏見というよりも元からこういうキャラだったんだろーなー。
 
・「バイオハザード5」体験版
 ……これだけで何を判断せいと?
 パートナーとの協力が目玉となっているのだが、逆に言えばそれしか特徴が無い。もとが名作のバイオ4をベースにしているだけあって、基本的な部分はよくできているんだが……。正直、4と比べてどこが進化したのかわからない。どうせ体験版として出すんなら、もっと「5ならではの特徴」を前面に出したステージをやるべきでは。