最近のRPGしか知らない人のためのFF3講座

「ゲームはアニメの代用品じゃないッ!」
 
 はじめてDS版の情報が出たときは不安で不安で仕方なかったのですよ。FF1+2およびFF4のGBA移植は目も当てられないひどさだったし、FF12はいまやクソゲーの代名詞(俺は好きだけどね)。おまけに主人公に名前と性格が与えられたと来た。好きなキャラを自作できるのが3の楽しみだったのに、それまで奪われてしまったのではたまらない。おまけにしょっぱい戦闘シーンに恐ろしいまでの読み込み時間……! もはや、かつてWSC版の情報が出たときほどのワクワク感は二度と戻ってこないのだ、と激しい絶望に襲われたのだ。だから、「今回のDS版はコケるに違いない!」という確信を強く抱いて、バイト先の仕入れ担当にも「そんなに入れて大丈夫?」と強く念を押していたのだ。
 しかし……このインタビューを読んだら「意外とイケルかもしれない!」という期待がフツフツと湧き上がってきたのだ!
その内容をまとめると

  • ファミコン版のスタッフおよびスクエニ内部のFF3マニアが集結
  • 特に戦闘データはファミコン版のオリジナルデータを詳細に分析。当時の不条理さを解消する程度にとどめ、骨太感残す(WSC版は難しすぎず簡単すぎず絶妙なバランスだったのだが、GBA版は簡単すぎてひどい出来栄えだった)
  • メイン開発はPS2ドラクエ5マトリックス(4アドバンスのような海外への丸投げではない!)
  • 戦闘テンポは快適さを維持(ファミコンに比べればまだ遅いが許容範囲内)
  • 読み込みはFF7ぐらい(正直まだ長いが、我慢できないほどではない)
  • ファミコン版のころから、キャラに性格をつける予定はあった(たしかに、無個性にしては良くしゃべってた。魔界塔士サガ聖剣伝説など、当時のスクウェア作品は無個性主人公でもかなり饒舌だった)