iアプリ特集

 今後の携帯ゲーム業界を制するのはDSでもPSPでもなく携帯電話だと思うんだけどね。

Wizardry Original #1 (docomo) サクセス

 伝説のRPGの携帯電話移植版。ドコモだけ移植メーカーがちがったはず。
 主な変更点として、宿屋無し(街に帰ると自動的に全回復)、キャラメイキング時のボーナス値固定、マップが20×20の10F構成から16×16の6Fに縮小、隠しアイテム、モンスターの追加などがあるようだ。
 マップ縮小やアイテム追加はGBC版にもあった要素だと思ったが、まさかまったく同じものが入ってたりしないだろうな。ちなみにGBC版ではオートマッピングを採用するさいに画面のサイズ上マップを縮小せざるをえなかったという話だったはずなのだが、ドコモ版ではそんなもんがあるようには見えない。公式サイトにも「攻略の心得」みたいなコーナーに「マッピングをしよう」と書いてあるし。たしかにマッピングはWIZの醍醐味ではあるが、手軽さがウリの携帯機でメモ帳と鉛筆もってマッピング作業というのはイカンだろう。(だからGBのWizシリーズでは最初からオートマッピング機能がついていた)容量の都合かと思ったが、最大で505KB使えるはずの900i専用アプリで150KBしか使ってないのも謎。505iでもできるじゃんそれ。軽いに越したことは無いけど。
 宿屋の概念をなくしたのは英断だと思う。もともと無料の馬小屋がある時点で宿屋の機能は無いも同然だったし、プレイ時間の大幅な短縮にも一役買ってる。キャラメイクも、まあ俺はボーナス値が20超えるまで何度も作り直すタイプの人間ではないから別によい。音楽とグラフィックがファミコン版にくらべてしょぼしょぼなのも仕方ないだろう(ボーパルバニーがウサギじゃないのにはまいったが)。
 ただ、やっぱりオートマッピング無しは携帯ゲームとしてマズイんじゃなかろうか。ケータイのもつ「お手軽さ」が失われてしまうのはイタイ。マップも余計な追加要素なんていらんから、原寸大のマップを歩かせてほしかったなぁ。ちなみに背景が面画と線画から選べるのはWizおなじみだが、面画にすると背景がポリゴン。こんなところで900iぶりを発揮(ちなみに画面は線画のほうがずっと見やすい)。
 ところで一方通行と見えない扉が無い気がするんだが、気のせいだろうか?
 月額150円。規定回数起動ごとに認証。
 ※なんかバージョンupがあったようで、オートマップ機能とBGM、見えない扉が実装された。GBシリーズ同様デュマピックの呪文でマップが表示される。いかん、この変更で一気に神ゲーに化けそうな予感。