モノリス襲来

 

お金がたまったので念願のPS3デビュー。中古だけど……。
MGS4が欠品してたせいなのか2万弱で購入出来てしまった。このご時世、中古でゲーム機本体を購入するのはリスキーなんだけど、1ヶ月以内なら返品を受け付けてくれるということなのでとりあえず本体BANなどの致命的な不良は防げる。HDDの容量は将来的にいちばん容量を食うであろうTorneが外付けに対応しているということなので、二台持っている手持ちの外付けの片方をそのまま流用すればよい。問題はTorneがFAT-32にしか対応していないせいで、外付けをフォーマットし直さなければならないということだ。ということで、フォーマットにそなえて外付けのデータをもう片方に移し、収まりきらないデータなどをDVD-Rに焼いていく作業中。これがもうひたすらにめんどくさい。作業自体は単純なのだが、むやみに時間がかかるのだ。HDDを買い換えたい衝動にかられるも、それではPS3本体を安く購入した意味がないので地道にがんばっているところ。
ちなみに20GBの本体も買えない額ではなかったのだが、よくよく考えてみたらうちのPS2にもHDDを積んでいるので別にいいやという結論に。どのみちPS3のHDDはPS2用ソフトには使えないのだ。結果としては20GBの本体ではアドホックパーティが使えないということらしいから、PS2対応という点を差っ引いてもいい買い物だっただろうと思いたい。
さて先述の通りMGS4が欠品しているのでなにかソフトでも、と思い物色。欠品していたMGS4を買い直すのも悪くないし、デモンズソウルアンチャーテッドなどやりたいゲームもあるのだが、とりあえずセオリー通りこれを購入した。
ファイナルファンタジーXIII - PS3

ファイナルファンタジーXIII - PS3

もういい加減中古価格も底だろうということで。2480円。店によっては2000円を割ってるところもあるようだが、この価格ならハズレでも悔しくはあるまい、と。
触った感想はやっぱりというかなんというか、「言われてるほど悪くない」という感じ。
ムービーだけ見ていると意味不明だし、野村キャラと鳥山求の寒いセリフとの地獄のコラボ*1が吐き気を催すが、オプションで見られる用語辞典を見ればある程度補完できる。この辺の構造はFF8と似ているが、用語辞典の内容があの時より充実しているので最低限の情報はつかめる。終末感ただよう世界観に、(セリフが寒いのはともかくとして)絶望的な状況におかれた主人公たち。先の読めない展開には素直にわくわくする。
一本道と揶揄されるマップデザインも、この視点でこのシステムならこうならざるを得んだろうといった感じだ。これで枝道がたくさんあってもうざいだけだろうし、これはこんなもんだろう。
基本オートプレイで進む戦闘システムも、スピード感がありすぎて混乱しがちだがプレイヤーが介入スべきポイントがわかってくると俄然面白くなってくる。すくなくとも、散々批判された序盤のたたかう連打はそこを理解させるための必要悪だというのは納得できる。情報を小出しにしたり機能を解禁するタイミングを調整すればもう少し批判も収まったかもしれないが、全要素が解禁されるまでは待ってみようと思う。チェーンコンボシステムはなんかFF10-2を思い出して苦笑。やっぱり北瀬チームの作品なんだなあ、と改めて思う。それにしても、ATBFF10-2で頂点を極めたと思っていただけに、こう言うアプローチの仕方があったのかと思うと驚嘆せざるを得ない。
不満点として事実上のレベルキャップがあるのが気になる(そのせいでキャラの離脱タイミングがある程度読めてしまう)が、今後これが解除されることがあるのだろうか。

*1:個人的に野村キャラは大好きなのだが、鳥山求のあのポエム調のセリフとは致命的に食合せが悪いと思う。まともなライターさえいれば映えるデザインなんだがなぁ。鳥山の電波セリフも一定量突き抜ければレーシングラグーンのようにひとつのジャンルとして成立するのだが……。