音楽業界に“アニソン旋風”到来 チャート上位にアニソン 海外にも影響

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1188194.html
 歌謡曲そのものの価値が下がった、というよりも、楽曲が本来持っている価値だけでは購入動機には至らないから、商売としてそれを成立させるには何らかの付加価値をつける必要があって、現在いちばん手っ取り早い方法がアニメとのタイアップってことなんでしょう。俺みたいに音楽に疎いヲタだとうまいタイアップがあるだけでもそのアーティストに興味を持つ要因になったりするので、タイアップ自体は断然支持派なんです。実際はとても成功してるとは言い難いものも多々あるんですけどねぇ。「解読不能」とかはもっと別の番組とタイアップされていればもっと評価されてたんじゃないか、とか思うわけです。単なる焼き直しに過ぎない一期OPより好きですしあれ。楽曲に対してそういう変な「色」が付いちゃうことがタイアップの弱点でしょうか。
 楽曲タイアップでいちばんすごかったのはシティーハンター、次いでスラムダンクといったところでしょうか。ジャンプ系は安定してますね。一見全然作品と関係なさそうに見えて、その作品の世界観をより深く掘り下げるのがタイアップの醍醐味だと思うし、そういう効果はハナっから「ぼくアニソン!」という意識でつくられた曲では出せない味なので、タイアップ企画を出す人はそれに誇りを持って仕事に掛かって欲しいと思う所存です。
 
 ちなみにダメ店員ながらもCD屋に三年勤めた経験から言えば、俺は世間から言われているほど日本の歌謡界がひどくなっているとは思いません。(CDレンタル料が上がったり、商売がしにくくなってるんだろうなあ、とは思うけど)というか、ロックが生まれた時代、フォークが流行った時代、テクノ、ヒップホップ、トランス、その他音楽の変遷期には必ず言われることなんで、気にせず好きな曲を聴けばいいんだと思います。オタクが崇拝しているアニソンだってみんなそれらの楽曲の影響を受けているんですから。
 
 ランキングのトップにアニソンが増えたことに対して、「歌謡曲のレベルが下がった」と考えるのは早計に過ぎると言わざるを得ません。むしろ「アニメとのタイアップが増えたことで、アニソン扱いされる歌謡曲の数が相対的に増えた」というだけの話でしょう。でなければ、非タイアップ曲、すなわち「アニメのためだけに作られたアニソン」がランキングの上位を席巻していなければなりません。実際に考えればそんな曲はごく一部にしか過ぎないのです。
 こちらでわかりやすく解説されてますが、要は
 http://d.hatena.ne.jp/marupin/20081102

つまり、認知しないものを購入することはないんです。

 アニソンであると同時にJ-POPである、というのがだいたいの音楽業界の流れなので、「J-POPはダメだ。アニソン最高!」なんてことを言っていると恥をかくのではないか、と。
 
 

声優検定

http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-543.html
われこそは、と思う人はぜひ。俺はアイドル声優は全くわからん。