このところラノベの何が面白いのか理解できない。そんな俺はきっと人として致命的な欠陥があるに違いない。

 と思ったんだけど、とくに読んでて耳の辺りがやたら赤くなってくるのは、要はどう頑張ってもああいった文体をマネできなかった苦い経験が俺の中の黒歴史ノートの1ページを開くからだ、ということなんではないか、と最近気づいた。そもそも俺はそんなに本を読む人ではないから、ああいうフォーマットに対する免疫ができてないのかもしれない。とはいえ俺の尊敬する人々はみんなかなりの読書家であるので、ああいうのをたくさん読むことが人間としての、あるいは作り手としてのスキルを向上させるのだろう。そんなわけで、「読まないと今以上にダメ人間になるぞ!」という強迫観念にかられて書店で数ページめくってみたりするんだけど、どうしても買う前にギブアップしてしまう俺はいよいよもってヤバいのかもしれない。だって面白くないんだもん。別にこういうのが好きな人に対してケンカを売ってるわけじゃなくて、純粋にどうやって楽しめばいいものなのか俺のようなクズでも分かるように教えて欲しいと思ったんだ。なんて言い訳してる暇があったらさっさと首を吊ればいいんだけどねw