天台宗のトップ、チべット問題を涙ながらに語る

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2901075
 番組はあくまで出演されている僧侶ご本人による個人的な主張という立場をとっているが、日本の仏教界ならびに宗教界はこの動きを決して無視すべきではないだろう。宗教的な問題を多分に含むゆえ、こういう場所からのアプローチは国際世論に対しても大きな効果を発揮すると考える。
 なお、放送もとの関西テレビは特例として、この回に限り番組のアップロードを認める方針をとっているようだ。ところが、局側はアップロードを公認しているにもかかわらず、動画が何者かによって削除される事態が発生しているらしい。各動画サイトの表記を見る限り、「権利者による申し立て」によって削除されたと記載されているが、当の番組スタッフおよび放送局側は削除要請をした覚えはないとのこと。詳細はキャスターのブログを参考にされたい。
http://blog.goo.ne.jp/shiaoyama_july/ こちらの4月5日あたりのエントリーに経緯が掲載されている。

 どんな理由があろうと、テレビアニメの一話丸ごとアップロードみたいな著作者の利益(権利、と書くとややこしくなるのでここでは利益に絞る)を損なうような行為は慎まなければならないし、それは削除されても文句は言えないが、同時に著作者が自らの意思で転載を許可しているにもかかわらず、それを機械的に削除していく行為のも、立派な著作権の侵害というものであろう。ドワンゴは著作料を肩代わりするという条件でJASRACとの和解を進めており、またセガやスパイクもYoutube上に動画配信チャンネルを設置する方針だ。Youtubeができてからもう何年も立っているというのに、こうしたビジネスモデルはまだまだ確立できていない。バンダイチャンネルなんかはもうちょっと使いやすくなってくれれば相当いいシステムになるはずなんだけどなあ。
 
 なお実際に当該動画の削除要請を行ったのはACCSとのこと。JASRACにしてもそうだが、これらの著作権管理団体は本来の権利者の意思をじゅうぶんに反映できていないという点において、未熟に過ぎるといわざるを得ない。権利者と利用者は敵同士ではない。双方が幸せになれる関係を築くためのシステム作りを怠ってはならない。
http://yaranaika69.blog88.fc2.com/blog-entry-439.html