Wiiに新機能追加:テレビの友チャンネル

http://www.nintendo.co.jp/wii/features/tv_no_tomo/index.html
 なんだかマスコミが事あるごとにゲームを犯罪の元凶にしたがっているのをうまく皮肉ってるようで腹の立つネーミングセンスだよなあ。
 これは平たく言えばテレビ番組表。うちのデジタルCSチューナーにも番組表はついているのであまり活躍の機会は無さそうだが、動作の快適さはこっちのほうがはるかに上。当たり前といえば当たり前なのだが、むしろCSチューナー(及びテレビ)の動作があまりにも遅すぎて実用に耐えるレベルではなかった、というべきなのだろう。無能政府がまともなインターフェースすら作れないようなバカ家電メーカーどもの言うがままに国民の意向をまったく無視して一方的に押し付けてきやがる国民総地デジ強制計画には一つとして賛成できることが無いのだが、せめて番組表ぐらい最低でもこのぐらいサクサク見れるようにしていただかなければ、二度とテレビは見なくなるだろう。そのぐらいWiiの番組表は動作が軽い。もともと必要最小限のスペックしか使ってない(という言い訳の元にああいうヒドイ仕様になっているんだろうか)家電と、現行機の中では最弱とはいえ最新テクノロジーを駆使したゲーム機とでは比較すること自体バカバカしいのかもしれないが、とりあえず新聞の番組欄の次くらいには使いやすいといっていいだろう。電源を入れてチャンネルを起動して番組表をダウンロードする手間を取るか、ソファから立ち上がってダイニングまで新聞を取りに行くかの手間の差ではある。
 まあそういうわけで、番組表としての機能性という面においては、結局紙媒体に一歩譲る形になるのだが、そこは(一応)最新ゲーム機ということで、ネットワークを駆使した面白い機能を搭載している。長い前説でゴメンね。そのうち死ぬから。
 番組表をクリックするとその番組の詳細情報を見ることができる。ここまでは当然だが、さらに携帯などのメールアドレスをあらかじめ登録しておけば*1、番組開始前にメールでお知らせしてくれる機能もついている。さらに、これらの機能を使った回数を任天堂のサーバーに送信することができ、そのデータを集計して、どの番組がたくさんチェックされているかを見ることができるのだ。年齢や性別に応じて、オススメ対象を分けることも可能。俺は好きなんだけどいっつも見逃してしまう番組(タモリ倶楽部とか水曜どうでしょうとか……)をチェックすることができた。新しい良番組を見つけるのにも役立つだろう。
 さすがにゲーム機の、しかもネットを使った機能ということで、オススメ番組のジャンルはやたらに偏ってたりするのだが(大半はアニメだったりするし)、今後ユーザー数が増えてより普遍性のあるデータが取れるようになれば、普通のネット番組表と違った活用方法を得ることができるだろう。逆に言えば、今後一般のユーザーにどうネットワーク機能を使ってもらうか、というところで任天堂の手腕が問われることになるのだが。
 
 Wiiリモコンを本当にテレビのリモコンとして利用できる機能も。まあ、当たり前だがCSチューナーには対応していないので、うちの環境では地上波を見るときにしか使えないが……。おまけに本体の電源を入れてチャンネルを起動するという手順を踏まなければ使えないので、あくまでオマケっぽい機能ではあるが。
 しかしこうしてみるとテレビ(あるいはビデオでも可)のボタンって突き詰めて考えてみると本当にコレだけで十分だったりするんだなあ。
 http://www.gizmodo.jp/2008/02/post_3194.html
 ↑こんな恐ろしいリモコンが普通という今の世の中は異常だよ。
 

*1:この辺の操作に関しては付属のオンラインヘルプでは説明が足りず、設定に非常に手間取ることとなった。任天堂らしからぬ失態である