書く気がないわけじゃないの、ただ書きたいことが無いだけなの。いや、書きたいことは山ほどあるんだけど、どうしても書いた後で丸めて捨てちゃうんだよな。
やっぱ恥ずかしいんだろか? 数ヶ月前は「うわこれやべーよでもいいか載せちゃえ」という気分だったんだけど。やっぱあん時は躁状態だったんだろうか?
なんか書いても人に見せる気にならない。「こいつこんなクダラネーこと考えてんの?」とか思われるのが怖いんだろうか。まあそう言われてもその通りのつまらない男だから、別にそれでもいいんだけど、「こいつは胸の中にしまっといたほうがいいんじゃねえの」という作用が働いてしまうのな。誰もお前のことなんか気にも留めてねえっつーのに、いらないところで見栄を張ってどうするんだかな。
 作文が嫌いなことは前にも書いたが、どうも「せっかく読んでもらうんだから、それに見合うだけの内容は、最低限なければならない」ということを考えてしまうと、どうしても何も書けない状態になってしまう。
 へんなところで自尊心を出してどうするんだろう。それに見合うだけの価値なんか持ってない人間のくせに。
 

 他人に必要とされないことには、むしろ邪魔者扱いされることには慣れているつもりだったが、改めてそれを突きつけられると悔しい。そうして悔しがっている自分が何より情けない。その程度の矮小な人間であることが悔しい。矮小であるということを自覚することも情けない。
 

 なら、ありもしないプライドに乗ってビクビクなんかせずに、やればいいのだ。どうせ失うものも何もないのだから。