忍者龍剣伝

 ファミコンの名作アクション。クソゲーの参考に。
 な、何だこの熱さは!
 思うさまに動くキャラクター、絶妙すぎる敵の配置、容赦無いようでいてプレイするごとに上達を実感できる難易度、程よいステージ量……まさに俺の理想とするアクションのすべてがここにあるじゃないか!!
 思えば小学生のころデパートのおもちゃ売り場に置かれていた試遊台が唯一のプレイ経験だったのだが、このときに受けた衝撃は相当のものだった。確認したところそのときにプレイしたのは3作目のステージ2だったらしいが、そのときの記憶は、一回きりのプレイであったにもかかわらず、今でもはっきりと残っている。そのぐらい凄いゲームだったのだ。やはり作るからにはこのぐらいのレベルを目指さなければならないだろう。俄然やる気が出てきたが、いかんせんこのゲームが面白すぎて制作が手につかないw
 むかしのゲームなので容赦なく死にまくるわけだが、そのときの悔しさがまた絶妙。いつの間にか大量の敵にたかられてたとか、どこからとも無く弾幕が降り注いできたとか、そういう理不尽な死ではなく、きちんと自分のミスがわかるようになっていて、それさえ克服できれば容易に次のステップに進めるようになってる。「えーいめんどくせえ」とか言って敵をほったらかしにするとあっという間に囲まれて崖から突き落とされるとか、移動するリフトのタイミングをちゃんと読まずに適当に跳ぶと障害物に当たって墜落死とか。死んだときの演出や効果音がいっそう悔しさを掻き立てるのがまたすばらしい。てれててててっててっててっててー。